小説では読んでいた1984年。
1年前に、お芝居として上演されると知ってからずーっと心待ちにしていたのだ。
舞台上手の机でノートを広げ、ペンを持つウィンストン・スミス氏、スクリーンにはその手元が映し出されている。
テレスクリーンに隠れて日記を書こうとするあのシーン。
文字で読んでいたものが映像化されていることにまず感動する。
そのまま、1984年のまま展開していくかと思いきや、途中で過去と未来を行き来するような構成になっていた。
途中に1984年という小説について、ディスカッションをしている風景が挟まる。
後でパンフレットを読んで意味が分かった。
小説版の1984年では、巻末に付録としてニュースピークの解説が載っている。
2050年以降に書かれたとされるそれは、1984年という時代を振り返って分析、解説している。
つまり1984年本編は劇中劇ともいえるということ。
何と残念なことに、「付録」の部分を読んでいなかった私。。何ともったいない。
しかし続きを読めると思えば。別角度から見られる楽しみがひとつ増えたということで良しとしよう。
(舞台を観なければずっと気づかなかったかもしれない。いや、だいぶ後になって再読して、ようやくトリックに気付いたかもしれない。それはそれでおもしろそうだけど。)
101号室の描写、血のりがリアルで目を覆いたくなるくらいだったが、一番苦しかったのは迫ってくる舞台で、
時計仕掛けのオレンジみたいに無理やり目を開けられて見せられているような感じだった。
オブライエン役として大杉連さんが起用されていたが、今年2月に隣接次元に漏れてしまった。合掌。
◆出演
井上芳雄 ともさかりえ 森下能幸 宮地雅子 山口翔悟 神農直隆 武子太郎 曽我部洋士 堀元宗一朗青沼くるみ 下澤実礼 本多明鈴日
1年前に、お芝居として上演されると知ってからずーっと心待ちにしていたのだ。
舞台上手の机でノートを広げ、ペンを持つウィンストン・スミス氏、スクリーンにはその手元が映し出されている。
テレスクリーンに隠れて日記を書こうとするあのシーン。
文字で読んでいたものが映像化されていることにまず感動する。
そのまま、1984年のまま展開していくかと思いきや、途中で過去と未来を行き来するような構成になっていた。
途中に1984年という小説について、ディスカッションをしている風景が挟まる。
後でパンフレットを読んで意味が分かった。
小説版の1984年では、巻末に付録としてニュースピークの解説が載っている。
2050年以降に書かれたとされるそれは、1984年という時代を振り返って分析、解説している。
つまり1984年本編は劇中劇ともいえるということ。
何と残念なことに、「付録」の部分を読んでいなかった私。。何ともったいない。
しかし続きを読めると思えば。別角度から見られる楽しみがひとつ増えたということで良しとしよう。
(舞台を観なければずっと気づかなかったかもしれない。いや、だいぶ後になって再読して、ようやくトリックに気付いたかもしれない。それはそれでおもしろそうだけど。)
101号室の描写、血のりがリアルで目を覆いたくなるくらいだったが、一番苦しかったのは迫ってくる舞台で、
時計仕掛けのオレンジみたいに無理やり目を開けられて見せられているような感じだった。
オブライエン役として大杉連さんが起用されていたが、今年2月に隣接次元に漏れてしまった。合掌。
◆出演
井上芳雄 ともさかりえ 森下能幸 宮地雅子 山口翔悟 神農直隆 武子太郎 曽我部洋士 堀元宗一朗青沼くるみ 下澤実礼 本多明鈴日