2019年7月28日日曜日

フジロック2019(20190728)

まず、平沢さんがフジロックに出ること自体に驚きを隠せなかった。
会社でtwitterのTL覗いて、フジロック公式見ても「コラでしょ?」と思ったもの。
その後ほんとうだと知って「は?は?」「いやいやいやコラ……え?は?」と
午後の仕事が手に付かなかった思い出。

実際体験してみると、初のことが多すぎて、残しておきたいことがたくさんあるから
章分けしておく。

【1】セットリスト
【2】覚書・感想
【3】ヒラサワファンについて
【4】準備・荷物・フジロック所感


【1】セットリスト
01.TOWN-0 PHASE-5
02.Archetype Engine
03.フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
04.聖馬蹄型惑星の大詐欺師
05.アディオス
06.アヴァター・アローン
07.夢みる機械
08.ジャングルベッド
09.インスト曲(ギターアルバムのための新曲?)
10.ナース・カフェ
11.オーロラ
12.白虎野
EN.回路OFF 回路ON


【2】覚書・感想
前のグループ(CHON)が終わるや否やなだれ込む骨々。
RED MARQUEEという、フジロック会場の中では比較的閉鎖的な空間だったこともあり
フジロックではなく平沢さん単独のライブに来たような感覚に陥る。

セッティングや音響・照明・映像のテストから大盛り上がりで、テスラコイルの登場で
どよめく会場。「消防法クリアしたんだね」の声(笑)
普段なかなか見られないセッティング風景と、これからこの舞台に立つ平沢さん+会人
を想像すれば、おのずとテンションも上がるってものだ。

セッティング時、出音チェックか何かでアーキタイプと聖馬蹄型(だったか)が流れ、
「演るかもな」と思った結果、演ったんだけど、ほんとは裏切ってほしかった。
まあサウンドチェックで本人が出てこないだけでも、音響さん的には不安要素だろう
から仕方ないですけどね。

さて本題。

01.TOWN-0 PHASE-5
映像と絡めた出囃子。ぴ・ぴ・という電子音にギターが絡む。
ギターのこと良くわからないけど、回=回とか聖馬蹄型とかの音の感じ。
黒地に白の平沢進+会人のロゴマークが重なっていき、中央に収束していく。
会人登場、TAZZがトンカチのようなものでギターを叩き弾く(?)

続けて平沢さん登場、後ろ向きで手を広げるポーズ、からの振り向きざまの
「インヤー!」がたまらない。
銀髪にフチなしメガネ、いつもの黒いジャケット。メガネでライブはお初。
抹茶EVOは背中に背負うスタイルで登場、ギターソロでは1曲目からデストローイ。
「行こうすれ違おう」で一斉に手が上がる。周りは全員ヒラサワファンだった。

02.Archetype Engine
意図的に、演る曲を想像しやすくする出囃子と、想像しにくくする出囃子があると
仰っていたがこれは後者。歌い出しでやっとわかった。
この曲のギターも最近お好みの音だと思う。

03.フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
期待していたので嬉しい。。フルヘでレーザーハープを使うと思っていなかった。
レーザーハープでどの音を演奏していたのかちょっとわからなかったが、
結構激しく手を動かしていた。
「ヘッヘッヘッヘッ」を入れておけば星を見なくて済むのに。
(それじゃ歌っているとは言えない)

この曲では平沢さんもクラップするので、観客にもクラップを望んでいる意図を
感じられる数少ない曲。これはフジロックだから入れてきたのだろう。
どこでパンパンしたらいいかわからなくなるが(特に今回はアレンジ強めだし)、
会人が正しいところで手を上げてくれるので、見倣ってやってました。
この核Ver.フルヘ、かっこいいので音源リリースしてほしい。
※今はビストロンのDVDにしか入ってない。

04.聖馬蹄型惑星の大詐欺師
安定の馬骨コーラス部。盛り上がります。
「聖なるかな」で、バンザイに上げた両腕をゆっくり下ろし、
「あーあーあーあー」でゆっくり上げる。
今回、レーザーハープも含めて身ぶり手ぶりを大きくしてきた。

05.アディオス
06.アヴァター・アローン
選曲が意外だった。老舗曲から来るか、回=回から来るかと思っていたので。
(実は遮眼大師来るかと思っていた。「マントラー!」打つんじゃないかと)
「アヴァター・アローン」で後ろを向き、手をくるくるするのがタイの舞踊のようで
美しい手の動きに見入ってしまった。

07.夢みる機械
まず、テスラコイル消防法申請していた時点で「夢みる機械」は演ると予想。
ライブで観たかった曲の一つなので、夢がかなった。
ここで登場テスラコイル。高電圧注意マークの映像に高まる期待。
いったん引っ込んで、下手から歩きながら「モンゴルからスカラープールへ」
振りかぶってテスラコイルに向かって「エントロピー!」、左手は腰。
もうマッドサイエンティスト以外の何者でもない。
これこそが平沢さんのやりたかった姿だったのかもとさえ思う。
(ERRORの時は若すぎた、白髪にメガネが相応の年齢だからできるコスプレ感)

途中、TAZZの送受信機?たぶん腰に装着している機器が落ちてしまい、
ギターのネックに絡まるアクシデントあり。
平沢さんは吟じながらささっとほどいてやるが、「エントロピー!」でいったん中断、
サビが終わるとまたTAZZのもとへ。
ほどいたあとのTAZZのお茶目なペコリが愛らしい。
スタッフさんは気づかなかったのか、それとも「自分でやる」と何か合図したのか。

「デラワーカメラでスナップショットを一枚」カメラで撮るしぐさに会場内絶叫。
あれ、2555(だっけ?)でお気に入りになったのかな。
「導線コイルのトーテムに一礼する」、テスラコイルができたからこそ
実現したのだなあと実感(これも初出は2555?)。

08.ジャングルベッド
こういう曲を不意に入れてくるところがもう!感動で崩れ落ちそうになる。
しかも「~~の発明者はだあれ?」「見よ 百獣の~~」という歌詞まで付いている。
歌詞は公開されるのだろうか。いつも驚きをくれる。
あの力強い「Ho!」で、循環カフェを一瞬思い出した。

09.インスト曲(ギターアルバムのための新曲?)
ギターアルバム制作中?とのことなのでそこからの新曲かと推察。
Ice-9が氷や水の印象なら、この曲は大地のような印象を受けた。
抹茶味のPhyto electron、常磐線カラーのBucklund400、カラーの違う音色。
本当はギター好きでしょ?
3人でシンクロした動き(左を向く)も良かった。

10.ナース・カフェ
予想していなくて、しかも突然に来たので驚きと感動で号泣してしまった。
会場の「ナース・カフェへ!」が見事にそろっていたのも感動ポイント。
「ハイヤイヤイヤイヨー」のすいっちょんバージョンでした。
音が取りづらそうで何度もイヤモニに手をやる。
出音も低音すぎたけど、それに引っ張られて中音もつらかったのか。

11.オーロラ
やっぱり予想がつかないイントロ。
映像ではテスラカイトのバーコードに赤い縦帯。
救済の技法?と思わせておいてオーロラ。赤い帯の意味は。。
デストロイもやってくれました。

12.白虎野
安定の歌声。ぶっ通しでここまで歌ってきて、あの高音が出るとはさすが。
いつも「ありがとう」が寂しいけど嬉しい。

EN.回路OFF 回路ON
これはアンコールのせいかアレンジ無し。
MCは「ありがとう」だけだろうと予測していたので、予想通りの結果に。

今回、全体を通して低音が出すぎていて、平沢さんの声が聞こえにくかったのは
ちょっと残念だが、その分体で感じる音!という印象。
あとでYoutube再配信を観たらとても良い音だったので、フジロック現地民のための
ねらいだったのかもしれない(体で感じる音楽)。
比較的前方で堪能したため、後方が全く分からなかったけれど、
雨宿りや、ふと見に来た馬骨以外のお客様たちはどんな様子だったのだろう……。


【3】ヒラサワファンについて
毎度言われるけど今回も出た、ヒラサワファン怖い説。
あの、もう、仕方ないです。宗教・教祖と言われても。
それは、平沢さんがその人の考え方や行動にまで影響を与えていると感じるから。

楽曲の個性もそうですが、他者に迎合しない・自分で判断するという考え方、
自分が正しいと感じた道を・自分で選択して・ぐんぐん進んでいく姿、
そういうところに憧れを持ち、感化される人が多いと感じるからです。
それは教祖になるであろう。

そして毎日21:00きっかりにあらわれるtwitterのゆるふわドジっ子さと、
ライブでの神々しい姿とのギャップ。音楽活動40周年の歴史や知識の広さ。
人としてとても魅力のある人だから、音楽だけではなく、個人に興味を持ち、
結果として全部見たい、知りたいと思ってしまう流れは全く不自然ではない。
こんなことを書くと改めて宗教のようだけれど……。

要するに沼。平沢さん一人の歴史がもう底なし沼。
これを知った、もっと知りたい、そういう積み重ねが馬骨に仕立て上げていくのだと
思うので、知らないことがある以上、抜け出せなくなるのですよね。

重ねてあの独特の声と電子ドラッグな楽曲。
ハマる人はとことんハマるのも、仕方なしと思っています。
でもちゃんと(?)、ハマらない人はハマらないということもわかってる(つもり)。

私の言い分なので、他の人はどうか知らない(最後に投げる)。


【4】準備・荷物・フジロック所感
たまさか雨には降られず、良い状態で過ごすことができた。
ただし、軽い気持ちで「日焼けしてもイイや」って思ったことを殴りたい。
軽い熱中症で頭痛に見舞われたし顔がひりひりパンパンに。甘く見てはいけない。

あと匂いがちょっと辛かった。
立ち並ぶトイレ、Green Stageのぐちゃぐちゃの地面から立ち上る堆肥臭さ、
アルコールを摂取した人から発せられる匂い。
温度・湿度・体調・匂い、掛け算されますからね。
体調管理はしっかりね(自分へのいましめ)

◆フジロックのために準備したもの(★は今回役立ったもの)
・防水リュック25L(雨降らないので効果は不明)
・ポンチョ(雨降らないので効果は不明)
★スマホ防水ケース(首から下げられるの良い)
★防水トレッキングシューズ(靴擦れ無し、翌日の筋肉痛も軽減できた)
★簡易椅子(足を解放できるの大事)
★アルコール除菌シート(トイレには手洗い場がない)
・リフレッシュシート
★ICカード(支払い便利。私の場合5,000円あれば十分。)
★タオル(会人なりきりタオル。帽子代わりにもなる。今回助けられた!!!)
・虫よけスプレー(血がまずいのか、刺されなかったし蚊を見なかった)

◆あると便利
・帽子(日よけ大事)
・マスク(匂い対策)
・ポケット付き服orコサッシュorウエストポーチ
 (ICカード入れるからファスナー付きが吉)
・濡らす用のハンドタオル(プラス日陰で休憩を取る。水を飲む)

◆その他
・おんもに慣れていない場合は酒がまん(熱中症・頭痛・トイレ行く回数軽減)
・臨むなら少しでも体力増強に努める(と楽しめる時間が多くなる)
・水、ポカリは会場で売ってるので用意しなくてOK
・新幹線は指定取らなくてOK(日による。そして越後湯沢~新潟在住限定)
・パンフレットだけなら越後湯沢駅でも売ってる
・Tシャツ欲しいなら会場入りする前に即買う(会場入ると物販に戻るのが面倒)
・越後湯沢駅近くのホテルを取るのが吉(駅までシャトルバス出てる)


来年も行くかどうかわからないけど、覚書もかねて残しておきます。
見ていただいた方のお役に立てればこれ幸いでございます。

ありがとうございました。






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