2016年4月23日土曜日

福間創-Come, Pagan Savior-@KYOTO

福間創-Come, Pagan Savior-@KYOTO

今回は京都。距離的に少し躊躇したが、会場、なによりその会場でどんなパフォーマンスが
繰り広げられるのかに興味が湧いてしまって、行くことにした。
(京都旅行も兼ねて、の要素も多分にある)

入口から見た図(会場は地下3階)。機材にビニルがかけられている。

会場は吹き抜けだったが、通路の下、雨の当たらない場所に陣取ることができた。
椅子席のみなさんはカッパを着て、儀式が始まる前みたい。
会場の中央に敷かれたレッドカーペットを歩いて福間さん登場、ビニル開けての操作。
(ライブ後、twitterのタイムラインに「お嫁さんのベールをそっと開けるようだった」と流れてきて
たいそう笑いました。)


会場の左右には例の滝があり、けっこうな音量だったが、スピーカーから出る音とちょうどいい
バランスでミックスされて心地よかった。
はじめから、水音ありきで作られた音楽なんじゃないかと思うほどだった。
位置によってミックス度合いが違うだろうから、みんな少しずつ違う聴こえ方をしていただろうな。



全体の印象は、意識のトリップと音のトリック。

小雨が降っていたので、雨音なのか滝の音なのかわからなくなってくる。
滝の音は、まるで振り子時計の、こく、こく、という音のように、
音楽に集中すると聞こえなくなり、意識すると聞こえてくる。
自然の音なのに、ホワイトノイズに聞こえたりもして、いろいろに変化する。

コンクリートの壁に囲まれた、左右非対称の会場を旋回する音。
高い音は蝉時雨に似て、暑い夏と錯覚してくらくらした。
低い音は増幅されて、振動が全身に伝わってくる。



巨大な「最後の審判」は青や赤でライトアップされて染まる。
類似色は見えなくなって、ライトの色次第で別の絵のようになり、絵画というより映像のように感じられた。

そこに、幾何学のレーザー。
それだけでも不思議なのに、スモークと雨に反射して、もう自分がどこにいるのか、
立っているのかどうかもわからなくなる瞬間があった。

アナログ(絵画や水音)とデジタル(電子音や幾何学のレーザー)の融合の不思議。
福間さんの音は、電子音なのに、どうしてこんなに自然の音とマッチするんだろう。
滝の音、雨音、電子音、建物のなかを旋回する音、全部一体になって、音に浸かってる感じがした。
そこにあるぜんぶが活かされていた。すごかった。


セットリスト(ご本人ブログより)

1.opus0528
2.sistina
3.senses
4.trailing abutilon
5.four-o'clock,marvel of peru
6.hysteresia
7.surface
8.pre-surface
9.m.r.i
10.HFKK
11.xevious xevi
12.daisytune
13.remedies
14.flora think in the universe

EN1-1.lucid dream
EN1-2.intuition~flower cracker
EN1-3.wild ambitions

EN2.at lust

EN3.opus0731


おまけ。


京都旅行 覚書。

●4月23日(土)
・長岡発「特急しらゆき」で上越妙高→「はくたか」で金沢→「特急サンダーバード」で京都へ。
 途中で琵琶湖が見えた。海のようだった。
・フランソア喫茶室で美味しいタマゴサンドとアイスコーヒー。制服がかわいい。
・八坂神社→南禅寺・水路閣へ。歴史を重ねたレンガに見惚れる。ひんやり気持ちよい。
・baligasi(バリガシ)で弓形。バリの塩で食べるオリーブとレモングラスのモヒートが美味!
・陶板名画の庭にてライブ鑑賞。
・京都長浜ラーメンみよしで夕飯。

●4月24日(日)
・伏見稲荷で登頂達成! 脚が痛くなりそのまま直帰←笑


京都楽しかった。今度はゆっくり、湯豆腐でも食べに行きたいです。
アリガト京都、アリガト福間さん!

またね。





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