2017年11月5日日曜日

文字起こし Back Space Pass 第9曼荼羅編③

(57:19)
大阪・東京と曼荼羅の開催をありがとうございました。
開催時に新しい機材は購入されましたか。
また、機材を購入されたのでしたら、松村舞台監督に報告しましたか。

一部報告しませんでした。
何を買ったというかですね、先ほどお話しましたパッドですね、光るボタンの「スタンド」を、色々なスタンドをアレンジして作ったんですが、これのパーツを買って、私しか組み立て方がわかんないようなものを2本作りまして、いきなり東京で松村監督に「組み立てよ」と言って、叱られたのは私です。
えー、では次行きます。

(58:25)
今回のライブで背後に飾ってあった、大きな曼荼羅版はどなたが作ったものですか。

ちょっとすいません(笑・扇子で顔隠す)。
えーとですね、あのー、これは舞台、美術屋さんです。
「どなた」と言われても、私はちょっと、面識のない方だったと思います。
これらのものは皆、松村舞台監督が手配いたします。

えー次。これもさっき答えちゃったな……。

(59:12)
東京公演の途中、松村舞台監督がレーザーハープ前に登場されていらっしゃいましたが、毎回曲の途中で何をされていらしたのですか。

え?そんなことありました?
えーっと、何だ……そんなことありました?
(リスナーに対して)あったかどうか、答えよ。
……えと、これ時間差があるからな……。

んーと、えーと、松村監督が気にしていたことは知っていました。
つまりですね、レーザーが、ハーフミラーから漏れたレーザーが、TAZZのボタンに当たって、発光しているように見えているのが気になったと。
それを直しに来た、というのは聞いたことありますけれども、それ以外はちょっと覚えていないですね。覚えていないのと、報告を受けておりません。
では次です。

んー……あぁー……こういうのは、そうですねぇ。

(1:00:35)
大阪と東京公演の間に日程の空きがあったのはなぜか。と。

いうことなんですが、ホールが無いんですよ、会場が無いんです。
今、東京中のイベント会場やコンサートホールが、東京オリンピックのために改装中なんですね。で、殆ど無いんです。
で、その無い中で、ライブハウス等、そういうイベント会場、取り合いになっていて、なかなか押さえられないんですよね。
そういう事情であります。以上。

えーっと、それから、次ですね。ウン。

(1:01:36)
「第9曼荼羅」というタイトルの由来について述べよ。

まずですね、第9曼荼羅の特設サイトに行くと、なんか御託並んでますよね。
「数量の意味漂白する」と、いうようなことを書いてたと思います。
つまりですね、私はメジャーではありません。ので、結果論としてステルスメジャーですけれども、私は質的にはメジャーじゃないです。

で、メジャーとメジャーじゃないのはどこで区別付けるかというと、勿論「数」だと思いますね。
支持者というかネームバリューというか、「バリュー」が問題になるんですけれども、そういう、例えば9万とか10万とか「意味ないよ」ということですね。
私は、「フォロアーが10人でも、フォロアーが10万人でも全く変わりありません」というのが、その「数の意味漂白」ということを主張しているわけですね。

で、普通は9万という大きな数字にたどり着くと、何か「やり遂げた」みたいな、やり遂げて、成し遂げたものが称賛されたりとか、力を得たりとか、賛同を得たりとか、つまりそういう評価、ご褒美を受けるようになるじゃないですか。
例えば、じゃ、武道館でやってステータスシンボルみたいなことになったりとか。

で、要するにそういう世俗的な「数量こそ価値」みたいなところと最も遠い「曼荼羅的世界観」、つまりそっからの離脱(「数量こそ価値」からの離脱)というか、(離脱)に繋がるイメージとして「曼荼羅」があって、「9万」という音の響きから、「9曼荼羅」という言葉が浮かんだわけですね。
で、9曼荼羅に「第」を付けると、かっこいい、「第9曼荼羅」っつうと、なんか「第六ポンプ(※)」みたいで、何かの何かみたいだ、ということで、「第9曼荼羅」ということにしました。

※パオロ・バチガルピの小説のタイトル(他著書「ねじまき少女」など)。

で、これを周りの人に伝えたときの反応など、というのは、よく「ヒラサワは宗教っぽい」と言われたりとか……それを「褒めている」ニュアンスとは逆の意味で「宗教っぽい」というニュアンスで語る人がいたりしますけれども、宗教に対するイメージというのがだいぶおかしくなっておりまして、勿論 新興宗教はいけないんですけれども、そういう意味で、そういった偏見とか先入観がない人たちなので、周囲の人たちというのは。
ま「第9曼荼羅」と言ったときに、「九会曼荼羅みたいでかっこいい」とかですね、普通にかっこいいと言っていただけました。ということであります。

あ! ま、いいや。えーっと。

(1:05:57)
前回のBSPで予告されていた、デストロイ中のギターからの撮影をされていたと思いますが、期待されていた乱暴な映像は撮れましたでしょうか。

これ面白い映像が撮れていますね。ちょっとさわりを、お見せしましょうか。
ちょっとさわり、じゃあお見せします(1:06:25)。

とまあ、そういう感じですね。ええ。ま、ジェットコースターみたいな映像ですね。
何回も使えるもんじゃないないなと。

これがですね、会人のSSHOのチェロにも仕掛けてあります。
それからTAZZの、最初バイオリンに仕込んだんですが演奏できないというので、TAZZのボタン類のところにも仕掛けてありますが、果たしてこれ、ぐらぐら揺れていたので、もしかしたら、揺れているがために面白い映像に鳴ってる可能性があります。ということです。
ではまだちょっと、まだ質問はあるので、どんどん行っちゃいましょうね。

(1:07:54)
照明が大変美しかった印象があるのですが、照明というのは師匠がどれぐらい指示を出されるのでしょうか。

通常は、それほど指示と言えるようなものは出しません。
出てきたプランに対して「んーこれは」というようなことを言ったりする場合がたまにあります。
ですが、基本的には照明のチーフが考えたもので行きます。
で、今回はですね、実はちょっと注文がありました。

お気付きの方がいるかどうか、ピンスポットが使われていないんです。
今回はピンスポットを使わないでくれと。で、それを補うように他の証明のアレンジをしてみてくれないかということでお願いしました。
で、結果、すごい美しい照明になったと思います。

なぜ「ピンスポットを使わないでくれ」と言ったかというと、ピンスポットというのは、ライブ中には、お客さんの視線を一点にフォーカスさせるのに非常に有効な効果を持つんですが、これがDVD等になった時には、何かのっぺりした映像になってしまったりするんですね。

で、今回ちょっと、ピンスポットを使わない照明で撮影するとどうなるかというのを見てみたかったのと、それから昔、P-MODELは「照明の色を一切使わないライブ」というのをやっていたんですね。
その頃にもピンスポットを使わず、「白照明だけ」と「客席に当てる照明」というのをやってたんですけども、こういう実験的な、ま、ニューウェーブの人たちってそういうことをよくやっていたんですが、そういうものを今回ちょっとやってみてどうなるか、今の、現代の感覚で照明さんがそれをアレンジするとどうなるのかというのをちょっと見てみたかったので、「ピンスポットを使わないでください」と。
ま補足的に使われている部分もありますけれども、基本的には使われていないということでございます。

(1:10:30)
最終日の公演後は、すぐにホテルへ戻られたのですか。打ち上げなどはされたのでしょうか。

えと、私は打ち上げをやりません。
バンドさんの中には打ち上げが楽しくてライブをやるという方々もいらっしゃるようですが、私は打ち上げをやりません。

勿論、あのね、これわかんないですね、実際、正直訊いてみないとわかんないんですけど、スタッフたちには「どうぞやってきてください」っつって、やってきてもらいます。
しかも中日打ち上げですね。
なんで中日かって言うと、最終日は後片付けに時間がかかるからですね。

で、中日にみんな打ち上げに行くんですが、本当に行きたいかどうか、ちょっと訊いてみないとわかんないですね。
そういう習慣があるからやっているだけなんではないかと、最近うっすらと思うようになりました。

それをやるなら、「じゃこれで飲んできてください」みたいな個人個人に渡していくほうが喜ぶんではないかと、いうようなこともちょっと考えたりもしました。
はい、P-MODEL時代から私は打ち上げはやりません。嫌いなんです。はい。
それから次の質問ですね。

(1:12:16)
TAZZさんのサイレントバイオリンは、純粋にバイオリンとして使用されていたのですか。
それともMIDIコントローラーとして使用されていたのですか。
拙の耳では判断できなかったのでお答えください。ステルス。 と。

えーと、MIDIコントローラーとしては使っておりません。
ただ、私 確認をしておりませんが、あれはオクターバーを使っていたんじゃないかという気はします。つまり1オクターブ下のを出してたんではないかなと。あとで確認してみますが。
それとディレイですね。ディレイマシンを使っておりました。
ですから加工された音には聴こえていたと思います。
では次です。

(1:13:19)
会人の二人には口が無いように見えるのですが、何を食べているんでしょうか。

会人はですね、「モツ煮込み」を食べております。
では次の質問です。

(1:13:37)
毎回開演前のBGMの選曲を含めライブが楽しみです。
今回の曲はどなたのチョイスでしょうか。

ライブの客入れ時の選曲は、我が社の、客入れBGM DJ「湯本さん」がやっております。
これ非常に評判が良くて、私も袖で聴いていて「あ、いいなぁ」と思う曲が多いですよね。
で、これ聴きたいですよね。
例えば、湯本さんの選曲の曲が流れているカフェとかあったらいいですよね。
そんなこと、できたらいいですね。
ということで、次です。

(1:14:42)
9万打行かなかった場合はどうするんですか。

これはもうさっきお答えしました。
行くまでやるんです。
手を変え品を変え、あらゆる曲を、二度も三度も演奏してやると、いうことです。

(1:15:05)
もう会人さんたちには会えないんですか。寂しすぎます。なんとかしてください。

そうですね、会人、また何かの機会にお願いしたいと思いますね。
ただ会人、あのパフォーマンスが面白いので、ヒラサワ食われてしまうという危機感があります。
とにかくそれでも会人は面白いのでぜひ何かの機会にまたお願いたいと思います。
ということでですね、ちょっとじゃあ、新しい質問などを見つつですね……。

(1:16:00)
グッズのラップパンツをなんで履いたんだ。 という質問がありましたね。

これ、誤解です。
「なんで私の衣装をグッズで売ったんだ」というのが正しい論理です。
つまりですね、私の衣装を作っているときに、作っている人が「これだと量産できますね」みたいなことを物販企画部長に言っちゃったんですね。
で、ここぞとばかりに量産してしまったというのが物販です。
ですから逆です。私が物販を履いたんじゃなくて、私の衣装を物販にされたんです。
やめてください。ということですね。

それから……。あー。

(1:17:10)
今回のライブで機材トラブルはなかったように見えるが。

という質問がありますが、無くはないと思いますよ。
色々あったと思いますが、気が付かなければそれまで、ということですね。

それから……ちょっと待ってくださいね。新しい質問を拾ってみますが……
なんかあまりないですね。

(1:18:09)
新しいギター ですね。

新しいギターを調達しました。
これはですね、次のアルバムの発表とビジュアル関係の公開と同時に公開されると思います。
で、まだ出来上がってこないんですけれども、もうすぐ納品らしいんですけれども。
そこでチェックをして、良ければそのまま行くという感じです。


Outro

ということで、そろそろ質問も終わり、あ、まだまだあるんですが、大体重複していたりとかですね、あんまり答えたくないなぁとか、どうやって答えていいかわかんない、みたいなものなので、そろそろ終わりにしますかね。

ということで今回は何の事故もなく、この放送、実に単純なことしかやっていないんですが、こういうに限って何だかわかんない事故が起きるのが常々で、今回は無事、何も起こってないと思います。
無事、このまま終わることができると思います。

この度もご視聴いただきまして、ありがとうございました。
それでは、また次回のBack Space Passまで、ごきげんよう。





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