2016年12月17日土曜日

中野テルヲ Live161217 @高円寺High

今回のライブは、「ブーーーーー」という開演ブザーから始まった。
ベージュのジャケットに羽根でできたコサージュ、いつもよりドレッシーなテルヲさん。
両手を広げて挨拶(お辞儀)し、スマートに演奏に入る。

※セットリストは公式サイト(http://nakanoteruo.com/liveinfo.html)より

1. エクステンデッド湾~リターン小道
2. Legs
3. Amp-Amplified [2015 Recording]
4. Pilot Run#3
5. ラジアン
6. 振動子

エクステンデッド湾を、語り掛けるように歌うテルヲさん。
歌というより朗読というか。演劇のように見えた。

「こんばんは、中野テルヲです。」

超音波センサーに手をかざすも、しーん。。。客席から「がんばれー」の声。

「えー、超音波センサー機嫌が悪いようです。別の方法で行きたいと思います。」

とのことで、パソコンのキーボードで演奏(操作?)をしていた様子の7曲目。
Run Radioでは、スクリーンに、画面をなぜる手が映し出される。

7. Run Radio IV
8. フレーム・バッファ II
9. サンパリーツ
10. 現象界パレット
11. meta色吐息/FLOPPY
12. 3rd(くらべすの曲)
13. Radio Spaceship
14. 宇宙船
15. ディープ・アーキテクチャ
16. Call Up Here
17. 虹をみた

Radio Spaceshipから音はやまず、続けて宇宙船。
この流れがむちゃくちゃかっこよかった。

『meta色吐息』はFLOPPYの曲だったのですね。
テルヲさんの曲だと思ってた(もしやテルヲさん作曲?すみません知らなくて)

アンコール前MCでは来年の告知が。
「3/4にワンマンやります。覚えといてください。」
「呼ばれたのでやります。」とのことでアンコール開始!

EN1-1. 今夜はブギー・バック
EN1-2. デッドエンド羅針
EN1-3. Eardrum

デッドエンド羅針でロボットの動きを見せるテルヲさん!
左へ右へ、行ったり来たりする動きがコミカルでかわいらしい。

「どうもありがとう」と去るが拍手は鳴りやまない。
途中、慶応三田祭を受けての「テルヲセンセー!!」というコールもあった。
(会場では笑いも起きていたけど)今後「先生」という呼び名も定着しそう笑

再々登場のテルヲさん。
「あっ、どもありがと。じゃあも少しやっていいかな」

EN2-1. Nocto-Vision For You/四人囃子
EN2-2. グライダー

Nocto-Vision For Youは、高校生のときによく聞いていたそう。
こうして影響を受けた楽曲を知ることができるのは、世界が広がって嬉しい。

毎度思うけれど、テルヲさんのライブは毎回違うアレンジが加わっていて、
しかもとてもかっこいい。
ライブアルバムなど、出してはくれないだろうか・・・。







2016年11月19日土曜日

中野テルヲ流 音楽制作術@慶應大学三田祭

慶應大学三田祭でおこなわれた、テルヲ先生の講義&ミニライブの様子です。
大学の学際に初めて行ったので、圧倒されっぱなしでしたがとても楽しかったです。


登場・挨拶


「拍手で中野テルヲ先生をお出迎えください!」

テルヲ先生登場、「テルヲせんせー!」の歓声に右手を挙げて応えるさまはまるで人気講師。
超音波センサーで時報を演奏。(右手)ピッ ピッ ピッ (左手)ポーン

「時間です。こんにちは、中野テルヲです」

白いシャツ、レモンイエローのネクタイ、黒いジャケットの先生仕様。

「サイン波は、時報の音です。もう一回演奏してみましょう。・・・演奏するものですかね…」
と、もう一度(右手)ピッ ピッ ピッ (左手)ポーン

次の言葉を待って、しんとしている受講生に
「…拍手とかして大丈夫です。」と仰るところがかわいらしいです。


講義内容


音を出しながらの使用機材解説。
学生スタッフさんがカメラで機材を撮り、両脇に設置されたスクリーンに映し出されるので
とてもわかりやすい。もちろんテルヲ先生の解説もわかりやすい。

①菊水電子工業のサイン波発信機
楽器ではありません。ジャンルで言うとアマチュア無線。
ヤフオクでもアマチュア無線のカテゴリで出ている。
Cのメジャースケールがチューニングされている。ハ長調ですね。

②ヤマハDMP11
もう一個のサイン波発信機。音響調整用にサイン波が出せる。
こちらもCのメジャースケールがチューニングされているが、別の周波数も内蔵されている。
50Hz、100Hz、2kHz、10kHz、ピンクノイズを鳴らしてオシロスコープの波形を見せるテルヲ先生。
オシロスコープは縦が電圧、横が周波数を表している。

この音を、コンピュータを使ってON・OFFの情報を送って音楽を作っている。
50Hz:バスドラム
100Hz:ベースとのコンビネーション
2kHz:クラベスに似てる感じ
これと10kHzを全部合わせて聴いてみると…「何となく聞いたことある感じになってきたでしょ?」

(オシレーターを見ながら)
「波形の表情が楽しいでしょ。見てるだけでよくなっちゃうんですよ。
うん、そうです。いいですよね…」(我が子を見るかのように、独り言のように。)

一緒に鳴らすより間に音を入れて鳴らすほうが好きだそうです。

③ソニー スカイセンサー
「次は、私の楽曲で特徴的なサウンド、短波ラジオです。」
BFO(ビートフリーケンシーオシレーター)という発信機がついている。
放送局がどの位置にあるかを手助けになる機能。
近くに行くと音程が下がり、遠くに行くと音程が上がる。これを演奏に使う。

「次は…私は何を仕込んできましたかねぇ。」

ミキシングプロセッサに内蔵の、変調をかけて音を鳴らすエフェクターを使って
音程を作ることができる。

BFOを使って音程感のある感じで(音を鳴らし)んーーーてゆうCの音が鳴っている。
パラメーターを変えるとドレミができる。

④テープレコーダー
真空管式のテープレコーダー。オープンリールテープの輪っかに録音してループさせる。
(ダミーヘッドに向かって手拍子)「録れましたかね。録れませんねぇ。」

⑤ダミーヘッド
鼓膜の位置にマイクを仕込んでいる。バイノーラル録音に使うためのマイク。
「これを再生させたりガチャガチャやったりしてます。」
「…ガヤガヤしてください。」
「せんせー!せんせー!」というガヤを録音してスクラッチみたいにしてくれた。

「せっかくこれだけ元気な声があるのでミニライブで使う素材を今から録音させてください。
みなさんに声を出してもらいます。Bフラットで、あーーー、です。覚えましたね?」

(録音準備後。といっても数十秒)
「あーーー、です。覚えてますか? さんはい。」
「きれいですね。」(某沢さんとは大違いの感想)

⑥インターフェース 超音波センサー
開発制作は高橋芳一さん。
手刀を斬って音程を、こいつに、こんな風に手刀を斬ることによって音を作り出している。
2つ穴が開いていて、一方からビームを発信、壁にぶつかって帰ってきたビームをもう一方で受信している。
壁までの距離が変わると電気信号を出して、MIDI情報に書き換える。

演奏:エリック・サティ/ジムノペディ

「何か表現をしたりモノを作ったりしている方のヒントになればと思います。
ミニライブをします。少し準備が必要なのでどうぞガヤガヤしていてください。」


ミニライブ


セットリスト&トーク

1. バッハ/前奏曲ハ長調(平均律曲集より)
本日販売しているCDに入っています。記念にお手に取ってください。
そして「これください」と言ってください。

2. Yukiyama (雪山)
室町時代の狂言小謡です。(なぜか会場から笑い)…ん?笑うとこ?

3. Pilot Run #4
4. Shindoushi (振動子)
5. RAM Running
6. Amp-Amplified [Additional Ocsillator]
7. 虹を見た


「どうもありがとう、中野テルヲでした。」


ハケた後、「ありがとう、お疲れさまー」という声。
多分、学生さんに言ったことば。マイク切り忘れでこちらにも聞こえたんだと思います。
やさしい。そして聞いてしまってすみません。

あんなにお話するテルヲさん、初めて見ました。
説明もわかりやすく、とっても楽しかったです。
テルヲさん、慶オト会の皆さま、ありがとうございました。


テルヲさんの冊子とCDは、後日、通販でも購入できるそうです。
学生スタッフさんが濃い内容をインタビューしてまとめてくださっています。
ぜひぜひ、チェックです!




2016年11月1日火曜日

景観する循環カフェ(夜の部)

GN団イベント、「景観する循環カフェ」に行ってきました。
入場の流れと、生キュインナー部のみまとめておきます!


◆入場の流れ


①開場5分前頃、スタッフさんが丁寧に整列を作ります。
 入口右側の道に、建物側から1列目:1~50、2列目:51~100、3列目:101~150
 入場前なら後から来ても、整理番号の列に案内してくれます。

②整列中にメニューが回ってくるので、飲み物を決めて小銭を用意します。
 ドリンクの相場は600~700円くらい。

③順に入場、階段の途中で当選メールと会員証を見せます。
 整理番号、会員番号もチェックするので、会員証はケースから出しておくとスムーズ。

④2Fカウンターで希望のドリンクメニューをいい、お金を払ってドリンクチケットと交換。

⑤階段を下り切ります。階段の右側はドリンク列なので、左を通って会場へ。
 席を決めて荷物を置いたら、会場後方のカウンターでドリンクに交換しましょう。

席は1列10人程度、真ん中に通路があります。
1F前の席は、1列に1つ小さいテーブルがあるかないか。テーブル脇が取れたらラッキー。
1F奥、下手(しもて)側、2F席にはテーブルがあるのでゆったり見たい人にはおすすめ。


◆質問コーナー


司会:んぐいす嬢ひらのんさん
トーク(質問コーナー)40分、休憩15分、ライブ1時間弱くらいで最後にプレゼントがあります。
全部で2時間弱、多分おすことはないので、遠方から来るひとは帰りの時間の参考に。

平沢さん登場

GN団:ギャー!わー!ししょー!ヒラサワー!

平沢さん:ハイハイハイハイ。ヒラサワでございます。
もうお仕事終わったんですか?サボったり…無断欠勤したり、しかるべき有給休暇を取っておいでくださった方もいると思います。

ひらのんさん:平沢さん時間を間違えて、18時5分前にスタンバイしてたら松村さんに注意されてましたね。

平沢さん:演者たるものそこはね、きちんと1時間前に入ってですね…。



~~~事前に収集した質問から、ひらのんさんがピックアップ~~~

質問1 先日下呂温泉に行かれたそうですが、浴衣は着ましたか。


着ましたが、部屋からは出ていません。
公共の場に出るときは人の迷惑にならないように、スリッパから靴へ履き替えて…誰の迷惑になるのかわかりませんが、きちんと身だしなみを整えます。
(ひらのんさんの一瞬の沈黙を受けて)
……不服ですか?   

その後、まのいさんと話したシチュエーションについてのお話あり。


質問2 所有したプリウス、エグザンティアなど手に入れた車にまつわる話や、今後手に入れたい車があれば教えてください。


車は動けばいいので。車好きな方には申し訳ないんですが。
シトロエンは、ロボットみたいな奇妙な車で、車好きに嫌われた車界のTALBOです。
球体に乗っているみたいな、飛行機みたいな乗り心地で、運転しながら酔ってしまうような車です。
(注:「ハイドロニューマチック・サスペンション」のことのようです)
シトロエンのXMという、シトロエンの最高車種で、700万円のものを80万で中古で購入しました。
それが宇宙船のような室内で、テンキーで暗証番号を入れないと走らないとか、ロボットのような車なんです。
高速でボンネットからすごい煙が出て、サスペンションが壊れてしまったのと、年間修理代で国産車が買えてしまうので、すぐに売りました。

次にシトロエンのエグザンディアを買いましたが、つまんない普通の車になっていました。
プリウスも車の突然変異的な車だと思う。国産車は壊れない、腹が立つほど壊れない。
次は何でもいい、第二次世界大戦以前のDXかな、後は関心が無いです。



質問3 アーシングについて。今もはだしで土の上を歩いていますか。変化は感じますか。


その後、深入りはしていません。
真冬にはだしで歩いて、鍼の先生にしかられました。現在はスタジオに「アースシート」を敷いています。

現在、自覚する症状が無いため、アーシングによって何か効果が得られているかというとわからないんですが、
ただ、長時間座りっぱなしだと血流が悪くなったり血圧が上がったりして、立ち上がったときに鼓動が激しくなることがあるんですね。
それが無くなりました。

ひらのんさん:アースを取る方法は? 平沢さんの家に緑色のゴム版がありましたが…

あれもアースです。エアコンのコンセントからアースを取る方法があるんですが、調子が悪くてやめました。
現在は家の周りに3本の杭を打って、アルミサッシからステンレスのテープを引いて、緑色の電気が通るゴムに接続されています。
ソファに座ったときに、足がアースに触れるようにしています。

体に電気がどれだけ溜まっているかを計る機械があるんですが、スタジオに入るとぐんと数値が上がるんですね。
「効く」以前に、帯電していないのが人としてノーマルの状態なので、できるだけノーマルな状態を保持したいと思っています。
お風呂にもアースを引き込んであります。母親がアース抜いちゃったんですけど笑

…もっと喋っていいなら喋りますけど。
冬、霜が降りたようなときにはだしで歩くと、最初の10歩くらいでびりびりして感覚が無くなってくるんですね。でも100歩あるいたら平気になるんです。感覚が麻痺したとかではなく、身体もぽかぽかしてくるんですが、鍼の先生に「冷やすのは良くありません」としかられました。
でもその後、先生もアーシングしているみたいです笑


質問4 鍼灸の専門誌に寄稿した経緯を教えてください


鍼治療についてはtwitterで言っていたので、8万人いればどこかで興味のある人にに引っかかるでしょう。
著名な人がコラムを書いているコーナーがあって、著名じゃないけどせっかくだからとお受けしました。
鍼の先生は、今までその雑誌を読んでいなかったそうですが、読んで泣いたそうです。



質問5 平沢さんの曲のカラオケバージョンは、声のあるバージョンとは別の曲に聴こえます。単に声が入っていないだけでなく、何か音を足したりしているのでしょうか。


私の曲オケは、やりすぎです。
歌が入ることでマスクされる音が、歌なしでは聴こえるために、そう感じるのではないでしょうか。
曲の作り方としては、オケを作ってからメロディーや歌詞を作るので、オケそのものが完成形でないと仕事がしづらいんですね。なので作りこんでいます。
偉い先生から見たら、「ばかじゃない」と言われるくらい。


~~~ここから会場内で質問をつのる~~~


質問6 最も歌いやすい曲、歌いにくい曲はなんですか。


チッ(舌打ち) ハァ~(ため息)
歌いやすい曲は「Wi-SiWi」で、歌いにくい曲は「CHEVRON」です。
音域の問題です。低域が安定していないんですね。
INDRAみたいに「どっから声出てんの!?」という曲は安定するけど疲れます。
もう少し大人になると安定すると思います。その狭間にいるのが「Wi-Si-Wi」です。



質問7 鍼治療でいい先生を選ぶポイントを教えてください。


質問者:いつも素敵な音楽をありがとうございます。
平沢さん:アッイエイエ、おそまつさまです(恐縮おじぎ)

私もよくわかりませんが、選ばないようにしているところは、「大きいところ」です。
で、「上半身担当」「下半身担当」がいて症状にピンポイントの施術だけをするようなところには行きません。
今の先生は、即効性のある施術も時間をかけて施術することもあります。
ツボを見つける過程も面白いし、自分の身体をわかってもらえるところが良いです。
いくつか行ってみて、先生を取り替えてみないとわかりません。

質問者:ごもっともです。
平沢さん:ごもっともです笑笑笑



質問8 (質問6を受けて)歌っていて気持ちの良い曲はなんですか。


思うようにコントロールできたときの「庭師KING」です。



質問9 WC2015でピエロの声をしていて驚きました。このような、あまり知られていないけれど平沢さんが演った声は、他にありますか?


もうだいたいわかってると思いますが、Gazioのクリスマス企画の老人の声、三界の人体地図の老人の声は私です。
老人の声が得意です笑
ピエロは新キャラですね。あとヨデムというサルのキャラもそうです。
ヨデムは96、7年くらい? あれはもう聞けないですね。



質問10 私はベジタリアンで、周囲の理解を得られないときや、周囲に気を使わせてしまうときがあります。平沢さんはどういう心もちで対応しますか。


(ベジタリアンに関しては)「ヴィーガン」という言葉は知っているのに、奇異の目で見らてしまうような、過渡期にあると思います。
最近はヴィーガン対応のお弁当屋さんも多いんです。
オリン●ックのための対応だそうですが、店ができて●リンピックがつぶれればいいなと笑

周囲への説得はあきらめてください。ましてや勧めるようなことはしないでください。ケンカになる恐れがあります。
人と食事へ行ったときは、食べなければいいんです。誰も気にしません。
アルコールを飲む人も、最後には、飲まない人のことを気にしなくなります。それと同じです。
うまいことイリュージョンを使って乗り切ってください。

近頃は病人が多いので、ベジタリアンが増えるのではと予想しています。
スパルタの兵士や、アスリートもベジタリアンが主流になりつつあります。
食を制限されるとがっかりしたり、怒ったりする人もいるから、もう少しの辛抱です。



質問11 私はトランスジェンダーです。最近LGBTの社会活動などが取り上げられますが、あまりよく思いません。平沢さんはLGBTについてどのようにお考えですか。


MTFの友達のあんどう蒼がいます。「人としてもシェイプされていて、居心地の良い人」は、活動に近寄らないようにしています。
どちらかを悪者と主張して自分の意見を通そうとするのは、良いと思いません。例えば喫煙者を悪者として禁煙にする風潮とか。
上手に暮らしているのが良いと思います。
誰かが力を持とうとするのには、賛成できません。

(質問内に「あんどうさんはお元気ですか」とあったことを受けて)あんどう蒼はとてもいい友達です。
引っ越したら出不精になったようで会っていませんが、元気だと思います。



質問12 女性として生まれていたら、どんな職業に就いていたと思いますか。やはり音楽使いでしょうか。


女性に生まれてみないと…身体だけが尺度ではなく特有の価値観があるのでわかりません。
誰になるか、どんな親で、どの国に生まれるかによっても変わってくるでしょう。

音楽をやっていることの1つに、親への反発心があります。
子供の頃、オルガンをやりたかったけど「女のやるもんだ」と言われました。
やるなと言われたものはやりたくなるんですよ。

ひらのんさん:平沢さんお化粧好きそうですよね。

それはそうだと思いますね!
もう凝りに凝って原型をとどめないみたいな笑





2016年9月19日月曜日

Cosmic Zoo Park③(4日目)@nakano F

Gazio最終日は四本淑三さんとYOU1さんのクロージングトーク。
とのことだが、実際はCANさん、下村さんを交えた4人でのトークでした。

「お悩み相談」は全員シャイで、無言になることもあったけれど、
四本さんがいらっしゃるなら安心(笑)
14:00スタート予定だったけど、13:00頃から「本番じゃないですからね!?」
といいながら映画トーク炸裂でした(「愛のむきだし」絶対観ましょう!だって)。


YOU1さんによる立体作品解説

今回、立体作品を新たに30体ほど作った。
望むと望まざるに関わらず見えてしまう、人間の弱みや、隙みたいなものを、
動物に置き換えて表現した。


CANさんによる「Cozmic Zoo Park」サントラの曲解説

YOU1さんからは、70年代のSF映画「地球に落ちてきた男」「ソラリス」などの、
じっとり貼り付くような緊張感を生かしたいとのイメージが告げられた。
ぜひパンフレットと一緒に楽しんでください。

01 KARKARDO(カルカルドゥー)
KARKADOR(カルカドル)のアナグラム。カルカドルへの能動的なアクセス。
イントロから不条理な展開をしたいと思い、エレクトリカルパレードへ。

02 Hukukikan
複数の奇怪な景観。動物のにぎやかさをマーチ風に表現。

03 Amanagi no Shushuku
天凪ぎの収縮。
奈良の国立博物館で知った鈴、を手に入れたので使いたかった。
「天凪ぎ」は、夜のZoo Parkの、しんとしたイメージ。
「収縮」は、夜が縮んで、明けてくるようなイメージ。

04 O.R.C.- mode sleep
5曲目をリバースしたもの。YOU1さんの一番のお気に入り。

05 Syn-C.R.O.(シンクロ)
(聞き漏らしました…orz)


SYSの今後の活動について

イタリアのVidra(ヴィドラ)というユニットがヒラサワさんのトリビュートCDを出すとのこと。
「アヴァター・アローン」のカバーと「Mormyridae」の2曲入りで、SYSも参加しているそうです。
※Mormyridaeは、モルミュルス科(電気魚)の学名



イベント終了後、キャストのみなさんがテーブル席でお酒を飲みだして、語っていて、
お客さんもそれぞれの時間を楽しんでいて、とてもつくばgazioぽい雰囲気でした。
また、いつの日にか、会いたいです。

ありがとうございました!またね。




2016年9月18日日曜日

Cosmic Zoo Park②(3日目2部)@nakano F

1日くらいは夜Gazioを過ごしたいという思いから、この日は2部を選択。
夜Gazioの良さは、その雰囲気をまとったまま寝床につけるところです。

3日目のCZPは、SYS(CANさんソロ)のライブと、お悩み相談。
CANさんはいつ見ても美しい。
竹宮惠子さんとか、萩尾望都さんとかの漫画に出てくる美少年のイメージ。

今回のライブでは、サイコロを振って、出た目で演る曲を決めるとのこと。
北大東島に行くFuyuさんとTELをつなぎ、会場とFuyuさんが同時にサイコロを振る。
セットリストと曲の感想は以下のとおり。

1.cLip Rouge
「一番やりたいが、出だしとしてはふさわしくない曲」とのこと。
たしかに1曲目としては静かでしたが、ひとつひとつの音を大事に選んでいるようで、好きです。

2. decode
わたしの初めてのSYSのCD「demodisk」の1曲目ということもあり、思い出深い曲。
本当はFuyuさんのヴォーカルだけど、CANさんが「ファルセットで歌います」と。
スタンドマイクに向かって歌い、今度はマイクをきゅっと上に向けて演奏に集中。
歌って演奏して、1人SYSは大変!と思ってしまった。

3. ReNNegentropy Hard Romance
demodiskにしか入っていない曲。これもCANさんのヴォーカルで(今度は地声)。
最後にシンセぎゅいんぎゅいんして、いつもはFuyuさんが「いつまでやってんねん」
(とは言わないけど)と、ハリセンでばぁん!して終わるのだけど今回は短め。
「ハリセンで叩く人がいないので自分でやめてみました」笑

4. LeXpresso
expressoのリミックス、とのこと。ザ・SYSって感じのすてきな曲でした。
Gazioで聴いた曲だと思う、音源持ってなくて、残念。

5. DENSHIYOKU
女性ヴォーカル用に作った曲だそうで、
「ああ、やりたくない曲が出ました…ハァ…歌詞間違えますから…よろしくお願いします…」
と何度もため息、弱気なCANさん。男性ヴォーカルも良かったけどなあ。
Fuyuさんは力強いけど、CANさんは繊細で、シンセの機械的な音によく合うと思う。

6. Click Crack
SYSになってから最初のCDの1曲目とのことで、変拍子、ボコーダー、ピコピコ、キャッチー。
さすが1曲目というだけあって、一番SYSを表してるというか、SYSが全部つまってる曲。
これいま一番好きです。

EN. AsiD
歌詞が英語の一文しかないので、一緒に歌ってください、と言われたけど無理だったー。
it is pretended word、とかなんとか。これも音源持ってない。ほしい。
「長い曲なんで(時間が押してるから)大急ぎでやります」とおっしゃってたが、
アンコールにふさわしい曲だったんじゃーないかと思います。

今度はいつ観られるかな。沖縄行けばいいのかな←


◆お悩み相談
左から、鴇田 慶太郎 如正(ときたけいたろうゆきまさ)さん、YOU1さん、赤坂ゼンイチさん。
はい、Studio Gazio Streamでお馴染みのアレです。
こちらはStudio Gazio Streamで放送する予定があるようなので、それまで黙っておきます。
放送後、追記するかも。







2016年9月17日土曜日

ネステル@高円寺high

gazioから、ネステルへ移動。

客入れBGMも楽しみの一つですよね。
今回、入場して耳に飛び込んできたのは

「動け・・・動け・・・と、ただ念じるのデェス・・・」

ユリ・ゲラーだ笑
(かつて赤坂康彦のミリオンナイツで話題になったので知っている)
客席から「洗脳するつもりかな」という声が聞こえた。うん、たぶんそうだ。


◆NESS

NESSライブを見るのは初めてだったが、むっちゃくっちゃかっこよかった。
まず出囃子がスカイセンサーのリミックス。もりもり期待をあおられる。
(たまに入る天城越えが不思議感覚)

1・2曲目で心をわしづかみにされてしまったわたし。
バンドっていいねえ~~~!!ことに、ドラムがすき。
そういえばドラムがいるライブって久々だな。Gazioファイナルの荒木さん以来だ。
テルヲさんも福間さんも平沢さんも基本一人だしな・・・バンドでやんないかな(希望)


自動的に体が動く。好き勝手やるところ、びしっと決まるところ、全部心地いい。
わたしの中のかっこよさの定義を説明できなくて残念だがとにかくかっこいい。

・・・のにね、三浦社長のMCでほにゃほにゃです。
「こんばんは、中野テルヲです。」←
「テルヲです・・・スカイセンサーが、上手く動かんとです・・・・・・テルヲです・・・テルヲです・・・」

その流れでドラムの人のこと「ハルヲです、ハルヲって呼んでください」と言ってて、
失礼ながらNESSのメンバーを良く知らないわたしは「ハルヲさん」で覚えてしまった。
すんごい好きなドラムだったの。
正しくは河塚篤史さん。記憶を上書きしました。

あと後ろにテルヲさんの機材ラックがあって、黒い布がかけられていたのだけど、
振動で落ちてきちゃって。
内田さんが毎回律儀に直していらっしゃいました。


ぜんぶ聴いた中でも1・2曲目が好きだったのだけど、新曲でCD化されていないとのこと。
出囃子とともに、CDにしてほしい~。
「5枚目くらいのアルバムに入っています、たぶん」とのことなので、5枚目を待ちましょう。


音とか、演奏することとか、セッションすることとかを、ほんとうに楽しんでいる感じがして
純粋に、音楽を楽しめる音楽だなあと思いました。良いライブでした。



◆テルヲさん

テルヲさんの出囃子は、「IDは異邦人」のリミックス! これもかっこいい。
全体的に、いつもより静か目な印象でしたが、最近のライブ(しか知らないけど)では、
あまりやっていない曲をやってくれたように思いました。
ワンマンでないので、映像とダミーヘッドはお休みでした。

1曲目Amp-Amplified、このライブで大好きになった。
スカイセンサーを使って、動く動くテルヲさん。
三界の人体地図みたいにピョンピョンはしないけども、脚は常に動いてる。
ピ!ってとこで沈むようにリズムを取るところ好き。


そしてMCも面白いテルヲさん。
今回もNESSのMCを受けて「こんばんは、NESSです」から入ってました。
それを無表情でやるから面白い。

「これは、、なんですかフェイスタオルですか…いい…色ですね」
毎回自分のグッズを「なんですか」と会場に訊くのも恒例に。


あとはCall Up Here生で聴けたの嬉しかったなあ。
「Call Up Here!」を会場に要求するテルヲさん。
アーティスト写真だけ見ると、喋らなそうで動かなそうで無表情なイメージだったけど
けっこう動くし煽るし。そのギャップが良いのよね。

Let's Go Skysensorでは、客釣りが恒例になっちゃいましたね~。
そうそう、途中でスカイセンサーが落下してしまって、音も止まって、、
しかし曲の途中から、何事もなかったように再生し、歌うテルヲさん。
心中穏やかでなかったと思うけど…もしかして客席のほうがどきどきしていたかも。

けっこうな落下音だったので心配していたけど、後の公式ついったで、「無事でした」と
報告がありました。ほんとに良かった。



◆セットリスト(公式ついった@PILOTRUNより)

1. Amp-Amplified
2. Pilot Run #3
3. 構築子
4. o’clock
5. Leonid
6. Raindrops Keep Fallin' On My Desktop
7. 今夜はブギー・バック
8. IDは異邦人
9. Sonzai
10. デッドエンド羅針
11. ディープ・アーキテクチャ
12. Yesは答えをいそがないで
13. Call Up Here

EN1. Let's Go Skysensor
EN2. グライダー





Cosmic Zoo Park①(2日目1部)@nakano F

土日祝休み+新潟住まいの私は平日のGazioには行けないので、
この機会を逃す手はないっと意気込んでチケットを取った私。

2月に行ったクワランカ・カフェGazioよりも、つくばGazioに雰囲気が似ていたよ。
カウンターがあったのと、つくばGazioのスタッフのお姉さんたちがいたのが大きいと思う。

会場に到着するとマヨンⅢ世がお出迎え。

YOU1さんの立体作品のほか、切り絵、豆本、レース編み等の作品も展示されていて、
どれも繊細かつユニーク。素晴らしかったです!


◆Pevo1号×赤坂ゼンイチLive(13:30~)

「30:00:00」(30分)と表示されたモニター前に向き合う2人。
曲が始まると、モニターの数字がカウントダウンされてゆく。

見た目には、2人向かい合ってスマホを操作しているだけに見えるのだが、きっと音色を変更したり、あらかじめ設定されていたフレーズを再生したりしていたのでしょう(でもだまってゲームしているようにしか見えない)。
残り10分のあたりで、1号さんがTALBOに持ち替えて演奏していました。

一定のリズムのなかに、変化する音色、メロディー。ディジュリドゥーだっけ、あの音も入っていたと思う。公開大作戦の感じ、かな。
曲が終わって、なにか発するのかと思いきや、無言でお辞儀してそのままはけてしまったのでした。何にも無しかい。


休憩中・・・
次の横川先生セッティングに転換するため、向かい合って作業中の横川先生と1号さん。
お二人のシルエットが似ていて、フォロアーさんが「まるでルビンの壺」と言っていた笑


横川先生が音出しを始めたら、客席がシーンと見入っちゃって、それに気づいた横川せんせ
「(きょろきょろ)・・・まだです」だって。しょうがないじゃない気になるんだもの。


◆横川理彦Live(14:30~)

15:00開始予定のはずが手違いで14:30から始まり、準備が念入りだな・・・と思っていたら1曲目だったという。なので残念なことに、1曲目はあまり聴いていませんでした。
ダブというのか、その場で録音してループ再生、また新しい音を重ねてゆくようなスタイル。

2曲目で聞き取れた歌詞は「最終電車に」「明日のとっても明るい未来の」「ディグマは流され」。
メロディーは、不穏で美しくて、切ないというイメージを持った。でも不穏。組曲みたい。
バグパイプのようなバイオリン。

3曲目の歌詞は「ピンクのスパに招かれて 甘い香りに沈み込み 永久の時間が回りだす」。
ピッチを上げたり下げたりしながら、わらべうたのようなメロディーで歌ううた、間に入るバイオリン。
途中、下を向いて「ぷ」と吹き出したように見えたのが2回あった。
なんか自分で可笑しくなっちゃったんだろうか。
※歌詞はきちんと聞き取れていないかもしれません。

MCでは、
「ゆーさんは、会ったときから声が小さいですね」「MCは80%嘘です」
「ゆーさんに“思いっきりやってください”と言われたのでこうゆう結果になってしまいました」
とおっしゃっていました。

横川先生の曲、ものすごくかっこいいんだよね。
個人的に、特に2曲目の音源ほしいなあと思いました(全部CD化してくれたらもっと嬉しい)。


◆きょうのごはん

【PEVOカレー】
ココナッツミルクが効いていてスパイシー、好みの味!

【退き(しりぞき)ブラン】
「百足らず様が通る」の「足らず講釈」が元ネタの、ノンアルコールカクテル。
コーヒーとジンジャーエールを混ぜたような不思議なお味。
手元が見えず何を混ぜているかは不明・・・、YOU1さんがかもかもしてくれます。あわあわ。


◆お絵かきレポート(クリックすると大きくなります)



◆おまけ

・YOU1さんに名前を覚えていただいていて、びっくりしました。どうして、と問うたら
 「当たり前じゃないですか」だって。ぜんぜん当たり前じゃない!どうして!
 初めて名前を呼んでいただいて爆発しそうでしたよ。
・PEVOワンマンチケットは無事手に入れたぜ!(予定より多くGazioに回してると思われ)
・メカノに行ったらGazio組だらけ。「みなさんGazio帰りですか?」とメカノてんちょ。ばればれ。


ネステルに続くっ





2016年9月3日土曜日

ハリウッドでシェイクスピアを@本多劇場

加藤健一事務所さんのお芝居は、初めて観たけど、とにかく楽しい!のひとこと。
ずっと笑っていました。

お話は、シェイクスピアの「夏の夜の夢」に出てくる妖精オーベロンとパックが
魔法の森へ帰るところを、呪文を間違えて別の場所に降り立ってしまう。
そこは、映画「真夏の夜の夢」を撮影しようとしているハリウッドだった。
という、お話のなかにお話が組み込まれちゃったような設定。
(言葉で説明しようとするとわけわかんないね^^;)

加藤健一さん演ずるオーベロンが、とてもプリティー。
マントをふぁっと体にまとうと、人から見えなくなるとゆう設定なんだけど、
見えない間の、手綱を持ち馬にのるようなしぐさが面白かったなあ。
いつもくすくす、笑い声が聞こえていました。

植本さんは、さすが女形さんですねー。
あとお芝居なのかアドリブなのか、ツッコミ入れるのお上手だよな、ていつも思う。
(花組や四獣のとき、よく長兄を突っ込んでるイメージ笑)

泣かせるのは簡単、笑わせるのはむつかしいという。
それを、つるりとやって(るように見せて)、とても気持ちがよかったです。


もともと花組芝居をすきになって、外部出演も観に行くようになって、
いろいろなお芝居を知ることができた。
花組芝居をおしえてくれた会社の先輩に、感謝。
(んで、こうして役者さんをすきになっていって、その人が出る公演を観に行って、
新しい役者さんを見つけて、その人の公演に行って・・・てなるわけね・・・
お金もたないよ・・・苦笑)

今回、そのひとは観に行けなかったので感想を伝えたら、
「加藤健一事務所はいつもそんな雰囲気だよー」と言われた。
次回は一緒に行きたいなーと思いました。


◆出演
加藤健一、植本潤(花組芝居)、小宮孝泰、粟野史浩(文学座)、丸山厚人、
奥村洋治(ワンツーワークス)、土屋良太、永岡卓也、加藤忍、日下由美、
瀬戸早妃、新谷真弓(ナイロン100℃)





サンドウィッチmorris(モリス)@つくば

Gazio跡地がサンドウィッチ屋さんになったと聞いて。

実は7/24(日)に一度お邪魔したのだけど、定休日だったんである(調べてから行け)。
定休日は! 日・月! だよ!!

グラビトンが置いてあったあたりから、店内をのぞむ。
シンプルおしゃれな内装、味のある床がすてき。
左の棚は、Gazioでは壁に隠れていた部分。
ちなみにショーケースはGazioのカウンターがあった場所にある。

サンドウィッチは、美味しくて、ボリュームもあり大満足。
ハンバーガーと同じくらいのボリューム感。
どれもおいしそうで目移りしたけど、おススメのローストビーフにした。肉!

廊下がどうなったかも見てみたくなって、トイレに行くふりをして撮影。

最後に、つくばの、あの道。何度通っただろう。

ちょっくらちょいと来れる距離ではないけど、また行きたいな。





2016年8月20日土曜日

天球儀@紀伊國屋ホール

舞台「天球儀」を観た。
加納幸和、天球儀、誰も知らない「蓬茨奏音」、その死を悼む、殺人事件の起こらないミステリー、
脳の機能をつかさどるスフィア。
これらのキーワードにそそられて、観ることを決めた。

全員の群唱からはじまるこのお話、不思議に揃う違う質の声にぞわっとした。
まったく違う声=人、なのに、「同じ」。
この気持ち良さみたいな気持ち悪さみたいな不思議な感覚。
これ、見終わったあと何日かして「ああ!そういうことか」と、伏線だったと気付いた。

設定もSF的で興味深かった。
人間の脳の機能低下を補う外部記憶装置「スフィア」。
装置に任せるわけだから、「忘れる」ことがない。
忘れたい(忘れなければいけない)記憶は、スフィア・カウンセラーが物理的に消去する。

そもそも人は、良くも悪くも忘れる生き物で、だから人間らしいと思うの。
自分にとって大事なことは覚えているし、興味のないことは忘れてしまう。
その判断基準て人それぞれだから、だからいろんな性質の人がいる。
ほんとうにスフィアにとって代わったら、全員同じ性質の生き物になりそうだ。

で、この天球儀に集められた、まったく共通点がなさそな7人には、ある共通点があるのだけど。
本当にスフィアに頼る世界に生きていたとしたら、その中でその7人は、
”いま私が生きている世界の人間らしさを持った人たち”なんだろうと思った。

思春期ど真ん中の中学~高校の時代、私は、死んだら魂はどこに行くんだろうとぼやっと考えたり、
しんと空気の澄んだ暁の空をみては、何か思い出しそうな、哀しいような気持ちになったりしたものだ(中二病てやつだろうか、苦笑)。

あのね、オカルトなこと、私はすこし、あると思っている。輪廻転生みたいなこととか。
だって、知らない人や曲や絵についてこんなにも惹かれたり、郷愁を覚えたりってことある?
て思うことがあるから。
ちょっと話題がそれたが、天球儀は、そんな気持ちを思い出させるお話だった。

終わり方は、どうなんだろう。うーむ。
みんなの記憶は、富さんが消したのだろうか。
富さんは、どこへ行くのか。蓬茨奏音とともに、消えたのだろうか。
ちょっと疑問というかスッキリしないところはあるけど、要所要所に笑いが入っていて、観ていて楽しかったでした。

ひとりごと、花組芝居の加納さんはもちろん大好きだけど、時代物が多いでしょ。
外部だと、現代劇の加納さんを見られて、いいんだよねえ。好きです、加納さん。
(あー剃刀もう一回観たいなあ)


◆出演
春海 宗太郎…多田直人  富 柊子…新垣里沙  出口 園…西川俊介
大師堂 由惟…緒月遠麻  鏑木 和土香…松本慎也  剛立 忠実…大家仁志
國枝 世寿見…加納幸和


◆おまけの観光
ニコライ堂、黒鳥の湖(←並べて書いてはイケナイ感じだわ…)





2016年7月23日土曜日

四獣「入り口色の靴」@シアター711

四獣(スーショウ)は、植本潤さん、桂憲一さん、大井靖彦さん、八代進一さんの4人で結成された、
花組芝居の座内ユニット。

そも、花組芝居は自らを「ネオ歌舞伎」と称して活動していて、だから全員男性で、女形も演じる。
この土台があって、さらにわかぎゑふさんの巧妙に入り組んだ作・演出があるものだから、
いつもワクワクするし、いい意味で裏切られる。
今回は、その最たるお芝居だったと思う。

ルーマニアの、元宿屋、に住んでいる一人の女性(その実、亡くなった母になりきっている息子マリウス)、
同居している男性レイと、嵐によって帰れなくなった主治医カール、そこへやってくる日本人編集者ササザキ。
数日間をともに過ごすことになり、その中で湧いてくる疑念と真実。

(このあたり、わたしは地理や歴史的な背景に疎い、正直ちゃんと理解してないところがあり、
しかも時間がたってしまったので細かい部分は覚えていない・・・
しかし徐々に追い詰められていく緊張感をもって観ていた)

後半、レイがカールに向けて発砲するも、それを庇ったマリウスに当たり、マリウスは死んでしまう。
(カールとマリウスは、恋人同士だったのだ)

・・・

どっこい。
この物語は、ササザキを演じた役者を迎えるために?行われた、ある劇団のエチュードだった。

・・・

えええ!うわー、そうゆうことかー。ヤラレタ。

そういえばいろいろ伏線が張ってあるわけですよ。

途中、ヘリの音が煩く鳴り、照明が落ちて、レイ(潤ちゃん)がPAさんに向かってダメ出し、
「(PAさん)OKでーす」というところがあったんだけど。
初見では「ん?トラブル?演出?」とどっちかわからなかった。
エチュードだったら納得。とかね。

しかし、最後の最後、全部エチュードだったんだよ~んとネタバレした後に、マリー変死の
伝説を思わせる演出があって、ぞくり。
夏にぴったりの、たのしいお芝居でした。

植本さん演じるレイの、黒髪で「髪を洗っていたんだ」といいながら登場するところとか、
桂さん演じたカールは、女優さんだったとか、もういろいろ突っ込むとこもあるんだけど笑

他にも伏線あったから、マチネだけ観て帰るつもりが、もっかい観たくなって、
当日券でソワレも観てしまったYO。
(そして最終新幹線に乗り遅れて思いがけず宿泊するってゆう)

演出として、男性のカッコのまま演技をするので、しぐさや物言いから性別を知ることになる。
男性と思いきや実は女性、またはその逆、というまやかしができるのも四獣ならではですね!



◆おまけ
桂さん贔屓のわたしにとって、桂さんの白ニット姿や壁ドンは、もうヨダレモノでした(ヤメロ)。
セクシー極まりない。だのに普段はポワンとしてて、ずるいよなああんなギャップ。

入口色の「靴」ってことで、物販では靴の代わりにサイン入りスリッパを販売。
マチネ後の物販では、植本さんに向かって「桂さんください!」と言ってベージュのスリッパをゲット。
「ボクでゴメンね〜」と優しく対応してくださった植本さん、こちらこそ黒買わなくてごめんなさい。

ソワレ後の物販では「ひとり、独りの遊戯」DVDをゲット。桂さんに対応いただきました!
まっすぐこちらを見て、ありがとうございます。と言ってくださって緊張、感激でした。





2016年7月9日土曜日

花組ヌーベル「恐怖時代」@スズナリ

狂気の太守の愛人である、美貌の持ち主お銀の方。
お銀を中心に繰り広げられる、陰謀と策略と疑心と殺戮の物語。
谷崎潤一郎氏1916年の作。


舞台上には複数の提灯が下げられており、蚊帳が一張。
セットの転換は無く、全員浴衣姿で化粧もなし。
演出ではよくあることだろうけど、観ていたらほんと、セットや衣装なんて
関係ないんだなあと改めて思った。
少しのエフェクトだけで、人も場所もくるりと変わるんだからすごい。

血しぶきは赤い投げテープや赤い紙ふぶきであらわされ、繊細だが迫力がある。
だけど梅野と太守が仰向けでとどめを刺されるとき、吹き戻しでプピー。
こんなシーンで笑いを入れてくるのかと、さすが花組芝居だなあと思いました。


今回、心を鷲掴まれたのは押田さん。
美少年の小姓、伊織之介を演じたのだが、女子か!というほど可愛らしい
しぐさや物言いから一転、キレキレのとんぼ返りに殺陣、冷徹な表情に、
狂気に満ちた梅野惨殺シーン。
冷徹からの狂気、この表情にすっかりやられてしまった。ぞくりとした。

それを言っちゃあ加納さんの表情もほんとうに怖かった(褒め言葉)。
陰謀が暴かれようとするときや、太守の屋敷での氏家、菅沼、梅野の惨殺のとき。
無表情に見やるその視線、甘えた可愛らしい姿とのギャップが怖くて怖くて。
無感情と思いきや、哀しさも含んだようなあの表情は、忘れられない。

笑い要素で、お銀の方が年齢をネタにするところがあったんだけど、
とんでもねえ、加納さんて見るたび若くなってる気がするのね。
あれは何か吸い取っているに違いない。 


あと海千屋さんのハッピーバースデー、一緒にお祝いできて嬉しかったです!

次回公演の桐一葉も、楽しみだア。
その前に四獣、こちらも楽しみ^^


オマケ。
席が「Z」だったから「ああ、うしろかァ」って思っていたら一列目だったのね~。
ちょう間近で観ることができて感激です。
一緒に行ったおともだちは、血しぶき(赤テープね^^;)がかかっていました笑


◆出演(公式HPより)
お銀の方…加納幸和  春藤靭負…原川浩明  氏家左衛門…山下禎啓
春藤家の太守…北沢洋  菅沼八郎…横道毅  珍斎…秋葉陽司
お由良・侍・侍女…松原綾央  細井玄沢・侍・侍女…磯村智彦  梅野…小林大介
磯貝伊織之介…押田健史  侍&侍女…三上竜(研修生)





2016年4月23日土曜日

福間創-Come, Pagan Savior-@KYOTO

福間創-Come, Pagan Savior-@KYOTO

今回は京都。距離的に少し躊躇したが、会場、なによりその会場でどんなパフォーマンスが
繰り広げられるのかに興味が湧いてしまって、行くことにした。
(京都旅行も兼ねて、の要素も多分にある)

入口から見た図(会場は地下3階)。機材にビニルがかけられている。

会場は吹き抜けだったが、通路の下、雨の当たらない場所に陣取ることができた。
椅子席のみなさんはカッパを着て、儀式が始まる前みたい。
会場の中央に敷かれたレッドカーペットを歩いて福間さん登場、ビニル開けての操作。
(ライブ後、twitterのタイムラインに「お嫁さんのベールをそっと開けるようだった」と流れてきて
たいそう笑いました。)


会場の左右には例の滝があり、けっこうな音量だったが、スピーカーから出る音とちょうどいい
バランスでミックスされて心地よかった。
はじめから、水音ありきで作られた音楽なんじゃないかと思うほどだった。
位置によってミックス度合いが違うだろうから、みんな少しずつ違う聴こえ方をしていただろうな。



全体の印象は、意識のトリップと音のトリック。

小雨が降っていたので、雨音なのか滝の音なのかわからなくなってくる。
滝の音は、まるで振り子時計の、こく、こく、という音のように、
音楽に集中すると聞こえなくなり、意識すると聞こえてくる。
自然の音なのに、ホワイトノイズに聞こえたりもして、いろいろに変化する。

コンクリートの壁に囲まれた、左右非対称の会場を旋回する音。
高い音は蝉時雨に似て、暑い夏と錯覚してくらくらした。
低い音は増幅されて、振動が全身に伝わってくる。



巨大な「最後の審判」は青や赤でライトアップされて染まる。
類似色は見えなくなって、ライトの色次第で別の絵のようになり、絵画というより映像のように感じられた。

そこに、幾何学のレーザー。
それだけでも不思議なのに、スモークと雨に反射して、もう自分がどこにいるのか、
立っているのかどうかもわからなくなる瞬間があった。

アナログ(絵画や水音)とデジタル(電子音や幾何学のレーザー)の融合の不思議。
福間さんの音は、電子音なのに、どうしてこんなに自然の音とマッチするんだろう。
滝の音、雨音、電子音、建物のなかを旋回する音、全部一体になって、音に浸かってる感じがした。
そこにあるぜんぶが活かされていた。すごかった。


セットリスト(ご本人ブログより)

1.opus0528
2.sistina
3.senses
4.trailing abutilon
5.four-o'clock,marvel of peru
6.hysteresia
7.surface
8.pre-surface
9.m.r.i
10.HFKK
11.xevious xevi
12.daisytune
13.remedies
14.flora think in the universe

EN1-1.lucid dream
EN1-2.intuition~flower cracker
EN1-3.wild ambitions

EN2.at lust

EN3.opus0731


おまけ。


京都旅行 覚書。

●4月23日(土)
・長岡発「特急しらゆき」で上越妙高→「はくたか」で金沢→「特急サンダーバード」で京都へ。
 途中で琵琶湖が見えた。海のようだった。
・フランソア喫茶室で美味しいタマゴサンドとアイスコーヒー。制服がかわいい。
・八坂神社→南禅寺・水路閣へ。歴史を重ねたレンガに見惚れる。ひんやり気持ちよい。
・baligasi(バリガシ)で弓形。バリの塩で食べるオリーブとレモングラスのモヒートが美味!
・陶板名画の庭にてライブ鑑賞。
・京都長浜ラーメンみよしで夕飯。

●4月24日(日)
・伏見稲荷で登頂達成! 脚が痛くなりそのまま直帰←笑


京都楽しかった。今度はゆっくり、湯豆腐でも食べに行きたいです。
アリガト京都、アリガト福間さん!

またね。





2016年3月12日土曜日

つなん雪まつり

同僚に誘われて、「つなん雪まつり」へ。

お目当てはコンファイ!(※)
1,000個が夜空を舞うとのこと。

※サイトには「スカイランタン」とあったけれど、
某沢さんの影響で「コンファイ」のほうがしっくりくるから・・・。

来年も行くかもしれないから、覚書として残しておく。

13:00 長岡発(お昼食べたりしながらゆるりと)
16:00 駐車場案内の津南中等教育学校へ到着、津南町森林組合に駐車。
16:20 シャトルバスでグリーンピア津南へ。
16:40 会場到着

コンファイ打ち上げは19:45からだから、3時間も待つことになる。
外はさむいから、みんな館内にいたいのはわかるんだけど
まるで避難所のようであった。。

18:30 野外ライブをしていたので見に行く。

FRISCO featuring SpinnaB-ILL
知らない人たちだったけど、心地よかった。
まさか、こんなイベントでいいライブに出会えると思っていなかったので
得した気分。あとライブ見ることができただけで嬉しかった。

19:45 スカイランタン打ち上げ①
20:15 スカイランタン打ち上げ②

打ち上げできる人は限られていて(抽選だか早いもん順だか)、
残念ながら私たちは打ち上げられなかった。
なので、よそ様のを撮らせていただきました。

おまけの動画


20:30 終了、シャトルバス乗り場へ向かうと、長蛇の列・・・
バスに乗れたのは9:30過ぎ、家に着いたのは0:00を回った頃であった。

しかし、コンファイを見るだけでも、行く価値はあると思う。
一回くらい本物を見たかったので、とても良い機会だった。




2016年3月5日土曜日

中野テルヲ Live160305 @高円寺High

中野テルヲ Live160305

テルヲさんライブ、何気に3度目なのね。
①20151114 Gazio
②20151219 高円寺high
③20160305 高円寺high ←いまここ

いつも椅子席取れない+ライブまでの時間に予定入れちゃうので、いつも通り後ろの立ち見。
中井さんがいらしてて、二階だかPA卓だかからしゅしゅっと「すません!すません!」て手刀切りながら出てきて、バーカウンター前に陣取っていらしたのを見た。

テルヲさんライブ、相変わらずかっこ良い。
衣装とか映像とかセットとかたたずまいとか、おしゃれだなあと思う。
テルヲさん、口数少ないけど、MCは面白いという印象。
最初のMCでいつも、「こんばんは、中野テルヲです」てゆうのが好き。

今回のMCで印象的だったところ

「春にワンマンをやるのは久しぶり…そうでもないですね。
前、4月にワンマンをやりました。
(桜の季節がどうのこうの)…ここ、こんなに長く喋るところじゃないですね」

「階段を上がったところに、物販、という、えー、市が、開かれております。
(ベストアルバムも先行販売していますので) 買ってください。」

もう!自分のライブ覚えてないじゃん(かわいい)
考えた結果、市(イチ)って…!(かわいい)
買ってくださいって、直球だな!(ほほえましい)
と、私的ににやにやしっぱなしであった。

ベストアルバムは3/16発売、11日もはやく、手に入れられたことに感謝。
三浦社長がついっとしてらしたけど、箱買いした強者はいらっしゃるんだろうか。

今回のライブ、個人的に「IDは異邦人」がとっても良くて。
上手向きで「IDは異邦人」
頭だけ正面ぱっと見て「振り向いた言葉がランデ」
身体をねっとり正面向けながら「ブーーー」
「ううう・ううっ」

振り向きと、身体を向けるところ、が、フラメンコみたいにキレがあってセクシーで、
すっかりやられてしまった。





















余談
それまですんごい花粉症にやられて鼻ずるずるしてて、荷物になること分かっていながら
薬局で鼻洗浄キットまで買ったのに、テルヲさんライブ見たら症状が全く出なかった。
なんやのこれ。テルヲさんは花粉症に利きます(おい)


セットリスト(公式ついった@PILOTRUNより)

1. 宇宙船 [UC]
2. コンダクター・プラス
3. Pilot Run #3
4. ラジアン
5. Ticktack
6. Eardrum
7. Rossana(映画「黄金の七人」より)
8. フレーム・バッファ I
9. ウーランストラッセ節
10. RAM Running
11. フレーム・バッファ II
12. Yesは答えをいそがないで
13. ディープ・アーキテクチャ
14. Let's Go Skysensor
15. IDは異邦人
16. 虹をみた

EN.1 グライダー
EN.2 Run Radio III


【オマケ】
せっかく新潟→東京なので、いつもイベント前に何かしら観るの。
今回は、『コング桑田のやりたい放題「天上天下コング独走」 | 』@シアター711
とゆうのも、私は中島らもさんのファンで、リリパットアーミーをいつか見たいと思っていたから。

演目
①リーディング(「人体模型の夜」より←大好きな本)
 はなびえ
 セルフィネの血
 骨喰い
②ミュージックハラスメント
 (リリパのお芝居中に繰り広げられる何かを全員で観てコメントする)
 らもさんの「あんこ椿は恋の花」が聴けて幸せとゆうかなんとゆうか。
③ライブ
 らもさんの娘、さなえさんもsaxで参加!

許可もらったので掲載しますです。















オマケのおまけ。シアター711の手前にアミーガの看板があって驚いた。






2016年2月11日木曜日

CAFE Gazio@東京

仕事が繁忙期に突入した。
残業時間は例年より少なく、土日祝日休みではあるが、かわりに勤務時間内の仕事の
濃ゆさはなかなかのもんである。
そんなところへCAFE Gazioの告知がひらりとやってきた。

当日夜、地元新潟でイベントがあるためGazioに行ったとしても2時間の時間制限つき。
行くか、否か。

行っても入れないと困るので、事前に予約できるか問い合わせたところ、
「予約は受けていない」とのお返事。

→はい、Gazio行き決定。早く行って並んでればよろしい。
というわけで当日、開店1時間前に到着できるよう出発した。


電車内でついったをチェックしていると、ディスクユニオン高田馬場店に
赤核入荷の知らせが…
「でも昨日の情報だしもうないかもな、見るだけ見るかな、でもな」と
散々迷っていたら、何ということか、身体が勝手に電車から降りてしまった(え
で、行ってみたらあったのよ!

店内にはサリーバリアー着用の人がいたから「もしかして」と少し様子を
うかがってみたが、私はなるたけ早く用事を済ませ、Gazioに行きたい。
果たして、赤核をゲットした私であった。
(のちに、そこにいたのはフォロアー様で、赤核を狙っていらしたことを知る。
すません!)


開店5分前にクワランカに到着。しばし待機のあと入店。


そこにはYOU1さんがいた(当たり前だ)。


「こんにちは」て言ったらYOU1さんが、「あ」って顔をしたあとにこぉ~~っとして、
「いらっしゃい」って言ってくれた。
たぶん覚えていてくだすったこと、そしてにこにこ顔を見られたことに、
ちょっとだけ泣きそうになってしまった。
わたしこのときのYOU1さんの反応は、忘れない。


つくばGazioが閉店するというお知らせを受けた後、何度かつくばGazioに行った。
そのときクワランカカフェでのイベント告知があったけど、
ぜんぶ平日だったから行けそうになくて。

寂しくて、YOU1さんにそのことを言ったら、じゃあ祝日ならお休みなんでしょう、
祝日にもやりますから、そしたらまた来てくれますか? と。

YOU1さんはそんなこと覚えてないと思うけど、またお会いできたことが
とても嬉しかったんだ。


今回のGazioフードメニューはカレーとベジ雑煮。
カレーにしようかと思っていたら、スタッフのおねえさんから衝撃の告白が…
「すみません!ご飯があと30分くらいしないと炊けないので、おなかすいてる方、
ベジ雑煮に切り替える方、いらっしゃったら言ってください!」

ゆるい…ふふふ。
まあ普通のカフェならあり得ないが、Gazioに求めるのはそこじゃないので。
といいながら、おなかがすいていた私はベジ雑煮にしちゃったけどな!

ココナッツオイルのアクセントがよろしい。
お野菜タップリ、玄米もちのつぶつぶ食感もおもしろく、食べ応えあり。

店内では2代目ガジヲちゃんの映像が流れていて、YOU1さんの溺愛ぷりが伝わってきた。
落ち着いてくると、絵を描いたり、ヘナタトゥーをしたり、クリエイティブな活動をする人たちがちらほら。
YOU1さんは、見つけては話しかけて、なんだか教室をまわる先生みたいに見えた。

少し、思うところはある。
お馴染みさんが多いからご新規さんが入りづらそうとか、
クリエイティブじゃないと話しかけてもらえないんじゃないかとか、
カフェにしちゃー食事が出るのが遅いとか、ね。

でもね、行ったらきっと、よかったなあって、思えるんじゃないだろか。
ついったでも言ったけど、場所は変わっても、GazioはGazioのままの雰囲気だった。
だから、行ってみたいなあって思っている人は、行ってみたらいいよ。
きっと、YOU1さんを、Gazioの雰囲気を好きになると思うよ。

あんまり時間いられなかったけど、あの2時間はわたしにとって必要な時間だった。
繁忙期突入で、ささくれ気味だった気持ちがまろやかになった。行って良かった。
Studio Gazioの活動も、楽しみだ。

アリガトGazio。またね。



オマケ
https://twitter.com/gazio_tx/status/697802053268078592